スポーツを始めるのに最適な年齢って?

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スポーツを始めるのに最適な年齢って? スポーツの記事

近年、子どもの運動不足や体力低下といった問題からゴールデンエイジ期の子どもへの働きかけが注目されています。
「スポーツはいつ頃から始めるのがいいですか?」、「運動系の習い事に通わせたいけれど、いつからはじめるのがよいか悩んでいる」という保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもの身体能力が発達しやすい3段階の時期についてお伝えします。

ゴールデンエイジとは?

子どもの身体能力が発達しやすい時期の9歳~12歳頃をいいます。神経系の発達がほぼ完成し、動きの巧 みさを身につけるのに最も適している時期です。
子供の運動神経の発達は6歳で約90%、9歳〜10歳で100%完成すると言われています。
運動そのものが上手になるのは9歳頃までで、その後は、筋力や体力、繰り返し練習することによる運動の成熟度などの要素で運動が上達していきます。

ゴールデンエイジの「3段階」とは?

【5~8歳】プレゴールデンエイジ|運動の楽しさを知る

水泳
「プレ・ゴールデンエイジ」とは、神経系の発達が著しい5歳から8歳の期間をさし、このときの過ごし方によって運動神経の基礎が作られるといわれています。
子どもがその習い事に興味を持っているならば、運動神経が大きく伸ばせる時期「プレ・ゴールデンエイジ」を意識して早めにはじめるのがおすすめです。
投げる・打つ・走る・跳ぶ・蹴るなどの基本的動作ができるような運動遊びがおすすめです。
誰もが知っている「おにごっこ」「かくれんぼ」「ボール遊び」「なわとび」などの遊びも楽しみながら運動神経を伸ばしていけるので、とてもおすすめです!

【おすすめのスポーツ】
・スイミング
・体操
・かけっこ

【9~12歳】ゴールデンエイジ|スキルを習得する

サッカー

人生のうちで最も運動能力が発達する時期です。「ゴールデンエイジ」が終わる12歳ごろの時点で神経系の発達は、ほぼ完成します。
一生に一度だけ訪れる、あらゆる動作を短時間で覚えることのできる「即座の習得」 を備えた時期として重要視されています。
しかも学んだ動作や技術は一生身につくスキルになります。
たとえば、子どもの頃に泳ぎを覚えたり、自転車に乗れるようになったりすると、おとなになってからも普通にできますよね。まさに「体が覚えている」状態になります。
技術・センスともに大きな成長が見込まれる時期で、一生に一度しかないとても重要な時期です。

【おすすめのスポーツ】
・サッカー
・バスケ
・ダンス
・テニス
・体操

【13~15歳】ポストゴールデンエイジ|戦術を突き詰める

ゴールデンエイジが過ぎ、体格が大きく変わり始める時期です。 骨格や筋力が急激に発達をし、パワーやスピードも成長します。
神経系はすでにほぼ形成されているので、新しい動きや技術を習得するのは難しい時期です。
脳が発達し、理解力が備わるポストゴールデンエイジからは、培ったスキルを組み合わせて複雑なトレーニングができるようになります。
戦術面の理解も深まるので「勝つためには?」と自分で考える向上心が育まれます。

最後に

運動神経というと「生まれつきのもの」というイメージがあるかもしれません。しかし、運動神経は必ずしも遺伝に左右されるものではなく、ゴールデンエイジにしっかりと体を動かせばどんどん高まっていくものなのです。
ゴールデンエイジのスポーツ経験がきっかけで、将来的にトップレベルの選手に成長するケースも少なくありません。
ゴールデンエイジの子どもをもつ親は、いろいろなスポーツや遊びにチャレンジできるよう、子どもが楽しんで取り組めるような声かけや情緒的な関わりによって子どもの育ちをサポートしてあげましょう。