外国人と話す機会は突然訪れる。特に用もなく出かけた街中、通勤途中の駅、旅行先。様々なシチュエーションで、それこそ心の準備も無いままにそのシーンは訪れる。そしていざ話そうと思っても、最初の単語が出てこない。何とか身振り手振りで頑張りながら、この単語は英語でなんだっけ?などと考えながら、会話は終了。後で冷静になって思い返しながら、「ああ言えばよかった」「今ならあの単語が分かるのに、何故かとっさに思い出せなかった」と、自分自身の反省会が始まる。そして、「とっさの時も英語が出てくるように、英語学習をしよう!」と奮い立つ。きっと誰しもが、こんな思いをした経験があるだろう。
ゆるぎない決意とやる気で英語学習を始めたはずなのに、今現在話せるようになれていないのは何故なのか。あの時あんなに頑張ろうと決めたのに、なんだか退屈で、上達してるかも分からなくて、だんだん練習しなくなってしまった。やらなきゃなと思いつつ、ちょっとおざなりな期間が増えていき、頭の片隅に追いやられた時に突然またその機会は訪れる─。
そう、道に困った外国人がまた私の前に現れてしまう。
英語学習に成功した人たちに共通する習慣
英語が上達しない人々は、高いやる気をもって学習を始めても、一定の期間を経過すると、忙しい生活の数々のタスクの中から徐々に優先順位を落とされていき、途中で挫折したり飽きたりして継続できずに辞めてしまう。
留学をせずに英語習得に成功している人に共通していること、それは「一日5分でも継続して学習している」ことなのである。つまり、たとえ5分と短くても、毎日英語を話すことを続ければ、成功している彼らのように自分もその成功の列車に乗ることは可能だ。
意思が弱い人におすすめ!英語学習を習慣化する方法
仕事に行く人でも学校に通う人でも、組み込まれた時間に合わせて家を出る。それと同じように英語に向き合う時間をスケジュールとして組み込むことが重要である。タスクの優先順位が落ちるのであれば、あらかじめ生活の中にスケジューリングすることで、継続できる環境作りをするのだ。
「もうすでに挫折しそう!」そう思う人は、とりあえず向こう三日間のスケジュールを書き出して、具体的に英語学習をすることができる時間をねじ込んで可視化してみること。通勤が電車なのであれば、電車の中で。入浴時間を長くとりたい人は、お風呂で。家事をしながらであればシャドーイングができる。そんな風に、とにかく英語の時間を取り入れる想定をしてみよう。
自分の生活に合ったサービスを選ぶ
三日間のスケジュールを可視化したことで、自分にどんな英会話の学習サービスが合うのか、具体的に自信を持って選定することができるようになったはず。想定されるいくつかの生活スタイルに合わせた、おすすめの英会話サービスはこちら。自分に合ったサービスを選んで、実際に生活の中で習慣化させよう。
さいごに
生成AIの台頭により、英語の学習方法の幅が広がるとともに、大きくその形態が変わってきた。しかしながら、突然出くわす英語を話さなければならないシーンでは、その学習した英語を瞬時に繰り出す瞬発力が必要である。そしてその瞬発力は、人と人とのコミュニケーションの上に成り立ち、実際の対話をすることで養われる。
毎日の習慣で蓄積した英語力をいつでも引き出せるように、対面の英会話レッスンで生の英語に触れておくことも非常に重要で、様々な学習方法を複合的に取り入れることが、英会話成功者となる秘訣といえる。